公共政策学・コロンビアSIPAに決めた理由

初記から大分時間を経たが、今回は、大学院選定において、コロンビア大学国際公共政策大学院(SIPA)を選んだ理由を整理しておく。

 

●なぜ公共政策学なのか

まずは、経済に携わっている者として、MBAや経済学等の他のオプションがある中で、なぜ公共政策大学院を選んだのかについて。

 

Public Sector/Public Policyに強い関心があるため

まず前提として、日本が21世紀に世界とどう戦っていくかという中で、民間サイドの取組はますます重要になってくると思う。

他方で、グローバリズムの時代の中で、あるいは、各国が保護色を強めている現代において、国家主体で解決していかなければならない課題も依然として多くあると感じている。例えば、エネルギー・通商・安全保障・経済政策・社会保障など。

また、ビジネスにおける意思決定の仕組みももちろん勉強したいが、そもそも次世代の「国家や民主主義自体をどうデザインしていくべきなのか」、ここに関心がある。

日本においては、足元で、

憲法改正を含めた安全保障のあり方

・消費税増税社会保障を含むマクロ経済政策

原子力問題を中心とするエネルギー問題や放射性廃棄物の処分問題

・沖縄基地負担軽減問題

など、本来は我々自身の世代が真剣に向き合って解決していかなければならない問題が多いにも関わらず、世論や議論が尽くされているとは到底思えない。

こうした問題を本質的にどう解いていくべきなのか、問題自体の定義から始まる学問が公共政策学であると思っているし、経済学や法律学等に比べると、「現実問題をどう解決していくべきか」という「実行サイド」の視点が強い特徴もあると思っており、その点が魅力的である。

 

 ●なぜコロンビア大学なのか

U.C.Berkeley Goldman Schoolとの悩み

幸運にもいくつかの選択肢をいただいたのだが、最後の最後までバークレーと悩んだ。公共政策学の中ではバークレーは非常にレベルが高いと聞いていたし、カリフォルニアの空気や少数精鋭のクローズドな文化にも非常に惹かれた。

ではなぜコロンビアを選んだのか。

①多種多様な価値観との接触による刺激量

ほとんどこれが決め手だったが、コロンビアは良くも悪くも全世界から数百人の人材が集まってくる。既にあるFBグループの投稿を見ているだけでも、中国やインドはもちろん、南米諸国や中東、アフリカに至るまで、出身地域レベルでも多様である上に、政府・NGO・ビジネスサイドなど、これまでの経験も実に多様であることが伺える。

島国出身で純ジャパの自分にとって、そうした”これまで接したことのない”人達との接触は、人生の早いタイミングでしておきたかったし、そうした接触の中で、良い意味でこれまでの人生で培った価値観を破壊しながら、「外から見た日本」を逆に強く意識し、日本がどうあるべきか、自分としてどの分野で貢献していきたいかについて、価値観を再形成したい所存である。

②授業の幅広さ

その際には、学生時代にサボっていたツケでもあるのだが、リベラルアーツを再度勉強し、実学のみならず、思想や哲学も深堀りしたいと考えている。

そういう意味で、コロンビアの持つ度量の広さは、非常に魅力的であった。もちろん、MBAに似たようなビジネスサイドの授業(金融・アントレプレナーシップ等)も場合によっては受けることになると思うのだが、それにとどまらず、安全保障や地政学、哲学などについても、勉強しなおしたいし、それが出来る環境にあるのではないかなと思っている。

③NYC(ニューヨーク)という立地

 実は、東京やNYのような大都会で生活することに自分自身はあまり魅力を感じず、むしろ静かな田舎でじっくり勉強したいと思っていたのだが、それでもやはりニューヨークという街にしかない空気感は魅力的だ。

これまでの人生で3回ほど訪れているが、旅行と実生活はまた違うはず。

あらゆる人種や価値観が集う場所だと思う。例えば、日本人コミュニティを見ただけでも、本当に様々な分野で活躍している人がいる街。あるいは、最近NYのスタートアップが熱いとも聞く。無論、日本人コミュニティにだけ身を置く気はないが、それでも、そうした日本人の方々と繋がることで見えてくるものもあるのではないかと思う。

逆に言えば、SIPAコミュニティだけで過ごすのは勿体ない環境だと思うので、出来るだけNYという立地の強みを活かし、ネットワークの幅と質を広げていきたい。

 

初記

はじめまして。2019年・夏からコロンビア大学国際公共政策大学院(Columbia University, School of International and Public Affairs)に留学予定のBellenと申します。

 

今回、留学に際して、ニューヨークでの日々をブログにすることに決めました。

 

目的は端的に3(+1)点。

 

①記録用

月並みですが、2年間の学びを将来振り返れられる記録用としていきます。

どんなことでもそうですが、自分の中で得たものを、抽象化・整理してアウトプットすることで、より自分の血肉になると感じます。

あるいは、過去、読み返すことで、学びを追体験出来るのではないか、と考えています。

 

②自分の追い込み

①の目的だけであれば、わざわざブログにせずとも、一人で日記を書けば良いわけですが、「人から見られ得る」という環境下に置くことにより、更新頻度・中身の両面で自分に良いプレッシャーを与えられレればと思っています。

 

③誰かのためになれれば

主な目的は①&②ですが、僕自身、留学を準備する中で、諸先輩方のブログを読み漁ることで、具体的なイメージを持つことが出来ました。

僕自身、

・ほぼ完全に純ジャパというところから受験勉強を始めたこと

・とにかくあらゆることを比較考慮して突き詰めて判断したいタイプ

という部分があり、特に同じような境遇の方にとって、少しでも参考になれば、このブログをやる意味も増えるのではないかなと考えています。

 

④友人

これは全く大したことがない点ですが、仲の良い友人と同じような目的で一緒に始めることにした(これも互いを追い込む一環)という経緯もあります。

彼のブログはリンク先の1つ目に入れ込んでいます。

 

ということで、無理のない範囲で記録していきたいと思いますので、よろしくお願いします!